ブートレグ購入への道のり
文学フリマは前回から「流通センター」という場所に替わりました。Bootleg執筆陣の狂一点マトモ亭はさっそく近所の靴流通センターに直行してしまいました。
「たくさん靴があった。」
それはそうでしょう。マトモ亭はともかく、知らない場所に出向くのはおっくうです。イメージとして「遠い」という印象もあるような気がします。トコロガ!「流通センター」は以前の蒲田よりもグっと近いのです。
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まず浜松町が近い。「東京」から「有楽町」→「新橋」→「浜松町」で乗り換えです。東京モノレールに乗ったら、埋め立て地の中を進んで約10分で着いてしまいます。そして会場の流通センターは駅からも近いです。降りたら目の前です。「ホールE、F」なんて書いてあるから遠いようなイメージがあるかもしれませんが駅前の建物が文フリの会場です。駅前物件です。
無事に流通センターに到着したら、入り口から入ってすぐ右手エスカレーターに乗って2階へ駆け上がってください。ホールFの右奥、ブートレグのブース「カ-01」があります。しかも、会場に来ていただけた方に先着のプレゼントを用意しています。まだ出来上がってないので、こちらは到着しだい、またアナウンスいたします。
5月6日 第十四回文学フリマにて『Bootleg Basic』発売!
こんにちは。Bootleg編集長兼デザイナーの侍功夫です。
あれから約1年…… みなさん覚えていますでしょうか? Bootlegという映画評同人誌を…… 新しいの作りました。
Bootleg Basic
今回のテーマは「Basic」ベーシック、基礎です。
映画生誕100年を越えて、IMAX、3Dといった新しいフォーマットへ移行している今、改めて基礎教養を身につけてもよかろう。ただ、今からムルナウ、溝口、ルノワールというのも面倒くさい。今の映画を見るためには今の新しい基礎があれば、とりあえず楽しいでしょ? という趣旨です。
目次
特集 シネフィルをめぐるキーワードを語る
映画について私が知っている二、三の事柄
古澤健×真魚八重子
〜インディ・ジョーンズから『宇宙戦争』まで〜
スピルバーグ作品で見る20世紀以降の戦争のすべて
速水健朗
『ドン・キホーテ』の娘たち
フィクションのせいでいろいろとおかしくなってしまうヒロイン
宮本彩子
ゴアの飽食
ナマニク
生まれ変わりに花束を
深町秋生
人喰い映画祭【定食版】
アリからヘビまで、腹ぺこアニマル大集合!
とみさわ昭仁
1999年の近未来 〜機動警察パトレイバー〜
破壊屋
シャマラン絶対主義!
真魚八重子
あの手この手で
古澤健
『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』再考
マトモ亭スロウストン
ギフトショップから忍び込め!
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』解体
侍功夫
勝手に探そう! 再来俳優
永岡ひとみ
巻頭特集では「シネフィル」や「ゴダール」といった、映画好きがブチあたるナゾの壁について、侍功夫がどちて坊やと化して、映画評論家の真魚八重子さん、新作待機中の古澤健監督に聞くという企画です。さまざまなナゾが解明しています。
NHKのニュース番組でキャスターとして出演している速水健朗さんにはスピルバーグの戦争を描いた作品を振り返りながら、実際の戦争の移り変わりを解説していただきました。相変わらず面白いです。
Bootleg初登場。ぼんやり上手の宮本彩子ちゃん。虚構と現実の垣根を突破した映画と文学作品の親和性、パンツをかぶる男についてのコラムです。みなさんはパンツかぶってますか?
ホラー映画のマエストロ、ナマニクさんにはスラッシャーホラー、ゴアホラーが辿った深化の過程をつまびらかに解説していただいてます。ほとんど本物にしか見えないゴア表現が、さらに深く表現を追っていき“行き着くところへ行き着いた”場所とは!?
八神瑛子「アウト」シリーズが大ヒット中の深町秋生先生にはミニコラムとして、リメイク作品の魅力について語っていただきました。短いながらもパンチの効いた深町先生の映画評はBootlegで!
当日は隣で『蒐集原人』新刊の発売もあって超楽しみな、とみさわ昭仁さん。今回は改めて「人喰い映画」についての基礎を書いていただきました。初めてのアナタも、『人喰い映画祭』にハマったキミも、改めて「人喰い」の魅力を再発見してみませんか? ガブガブ。
映画系人気サイト「破壊屋」のギッチョくんは、長文コラムです。テーマは「機動警察パトレイバー」です。改めて押井守やヘッドギア面々の先見性には驚かされます。3,11は、果たして予見されていたのだろうか? そして『交渉人 真下正義』はどれだけ恥知らずか!?
映画評論家の真魚八重子さんには、世間的には貶されがちなM・ナイト・シャマラン監督作についてです。自他ともに認めるシャマラン主義者、シャマラニアンである八重子さんによる思い入れたっぷりの検証です。
武井咲ちゃんの新作『今日、恋をはじめます』や橋本愛ちゃんの『Another アナザー』など大作が2本続く古澤健監督には、ちょうど編集室にこもっている時期でもあり「映画における編集」を語ってもらいました。これは映画の見方が広がるし、映画製作を目指す人にも読んで欲しいですね。
私、侍功夫はバンクシーの『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』について。調べてみたら、ものすごく計算された“作り込まれた”映画だという事が解りました。本作を理解するための近代アートの基礎知識を織り交ぜて『イグジット〜〜』の仕掛けを解体する試みに挑戦しました。
Bootlegの清涼剤、永岡さんは「ブルースリーの再来!」とか「第2のマリリン・モンロー」というようなレッテルの新しいジャンルを開拓しています。今回はニコラス・ケイジの出番は…… ねぇ?
今回、マトモ亭は2本立てです。1本はジミー・ウォングの荒唐無稽な娯楽大傑作『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』を、中国の歴史から鑑みると、真っ当かつ正確な描写になっているという、マトモ亭にしては得るものの多いコラムです。書き口調もややソフトです。
もう1本は、いつものやつです。
日時/場所
第十四回文学フリマは5月6日に開催です。ゴールデンウィーク最終日は文学に触れてみてはいかがでしょうか?
前回から文学フリマは「流通センター」という場所に移動しています。
JR山手線浜松町駅から東京モノレールに乗って3駅で「流通センター」駅。改札を出たら目の前が会場の流通センターになります。
蒲田より近くてベンリ!
Bootlegのブースは2階の奥『カ-01』になります。
隣『カ-02』に、とみさわさん。『カ-03』も「cinemap」というからには映画系のブースかと思います。その隣「カ-04」が私を含めBootleg執筆者にもファンが多い「蛆虫プロダクション」さんです。
『オ-14』にはマンガ家古泉智浩さん、『カ-13、14』にはトヨザキ社長の「書評王の島」ブースがあります。ウワサによると映画の人気コーナーの同人誌版の発売があるようです。
ゴールデンウィークの最終日になりますが、どうぞみなさん。流通センター『カ-01』ブースでBootlegにいらっしゃいませ。価格はいつもの1,000円でございます。当日限定のオマケも準備中です。
前号の『Bootleg Noir』『Bootleg Love Story』も若干数もっていきます。いらっしゃれない方はお友達にお願いする等して、なるべく文学フリマで購入していただけると増刷ができますので、なんだか釈然としない感じもわからないでも無いですが、ヨロシクね。
『Bootleg』侍功夫の2011年度映画ベストテン
歳末何かとご多端の折、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
侍功夫でございます。
今年見た映画のベストです。
ベスト
01)『ピラニア3D』
02)『Dabangg』
03)『富江 アンリミテッド』
04)『MAD探偵 7人の容疑者』
05)『ジャッカス3D』
06)『イクジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
07)『The Last Circus』
08)『ムカデ人間』
09)『宇宙人ポール』
10)『へんげ』
『Bootleg』刊行を一回お休みしたので、前年よりも若干劇場での鑑賞本数が増えました。チョットだけ。
ボクが映画に求めるものの多くが入っていた『ピラニア3D』『ジャッカス3D』。共に3D作品だが、『アバター』以降の奥行き感を重視した作りではなく「飛び出す」事のバカバカしさやイベント感こそを重視しており、逆に3D作品のドン詰まり加減も伺い知れる。
『Dabangg』は、ボリウッド・スターであるサルマン・カーン主演の豪放磊落なポリスアクション。言葉が解らないというハンデを吹き飛ばし、一気に鑑賞。たびたび見返すほどの傑作だった。日本でも話題になり(個人的な)インドブーム到来のきっかけになった『ロボット』も素晴らしい多幸感を味わえる作品で、ラストの余韻も切なくて凄い。
『富江 アンリミテッド』は井口昇監督の今までの総決算とも言える大傑作。「富江」だけに派手な肉体破壊やシュールな増殖などのキャッチーさはあるが、その影に「私を嫌うアナタが好き」といったマゾの悲劇が描かれている点が素晴らしい。柔道部殴りこみシーンのスッポ抜けた楽しさも良かった。
映画美学校関連の日本の低予算映画も多く見た。名のある監督の作品や評判の良い映画ばかり選んで見たので、どれも面白かったのだが『へんげ』はさらに頭一つ抜けて良かった。ラストに向けて徐々に盛り上げていき「そこまでやって最後はドウするんだ?」という思いは仰天の大盛り上がりでカウンターを喰らう。今年中に公開があるらしいので未見の方は是非チェックを。
『MAD探偵 7人の容疑者』は画面に写っているものが、画面内の世界ですら虚像であるという、映画好き冥利に尽きる身悶え必須の寛美さ。
『イクジット・スルー・ザ・ギフトショップ』は壮大かつ真摯なバンクシー史上最大の美術業界ドッキリアート。この映画の成り立ちがそのままコンセプチャルアートになっているのが凄い。
『The Last Circus』アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の新作。同監督の『マカロニ・ウェスタン 800発の銃弾』や『どつかれてアンダルシア(仮)』もそうだが、舞台上のキャラクターをそのまま私生活に引きずってしまった男の狂気を描いた上に、スペイン内戦を投影していく重層的な傑作。
『ムカデ人間』は、ただムチャやればイイというような『ホステル』以降に量産されたトーチャー・ポルノに対して楔を打ち込んだ、新しいスタンダード。パート2も絶賛ゲロ誘発らしく、楽しみ。
『宇宙人ポール』80年代以降のSFX(スペシャル・エフェクツ)映画を見続けた人に対してのお年玉。ツボをおさえたギャグや引用、パロディが楽し過ぎる。
次点。
『イップマン 葉問 序章』
『猿の惑星:創世記』
『エイリアン・ビキニの侵略』
『マネーボール』
『ホールパス 夢の独身許可証<期間限定>』
『ラブ・アゲイン』
『デビル』
『Love Machine』
『旧支配者のキャロル』
『電撃』
今年は「日本ドニー・イェン元年」と言えるでしょう。貯まってた未公開作が一気に公開されただけですが。『イップマン 葉問』では、先にシリーズ2作目が公開され、抗日的な1作目の公開を2作目の観客動員で決めるという“お祭り”までありました。
『イップマン 葉問 序章』『イップマン 葉問』『孫文の義士団』『処刑剣 14 BLADES』『導火線FLASH POINT』『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』と、実に6本も公開され、現在も三国志モノの主演作公開が決っているようです。
あとは、アメリカン・コメディーが劇場にかかり出してきて嬉しいかぎり。
美学校関連だと、『Bootleg』に書いてもらっている古澤健(ふるさわ・たけし)監督作『Love Machine』は近年の邦画ではほどんど見かけない艶っぽいコメディで楽しかったし、高橋洋(たかはし・ひろし)監督作『旧支配者のキャロル』も、この世と地続きな地獄を描いていて素晴らしかった。2人の弟子筋にあたる渡辺あい監督の『電撃』も師匠たちに負けず劣らない、狂ってて可笑しい楽しい映画です。都内では色々と上映する機会があるらしいので、要チェックです。美学校のツイッターアカウントの人は上映場所/時間などもつぶやいてくれると助かります。
ワースト
『An American Carol』
『エンジェル・ウォーズ』
『パイレーツオブカリビアン 生命の泉』
『An American Carol』は「したコメ映画祭」アメリカンコメディ映画のオールナイトイベントで鑑賞。デビッド・ザッカー監督作。ディケンズの『クリスマス・キャロル』を下敷きに、往年の「裸の銃を持つ男」直系でありながら911以降のマイケル・ムーアを代表とするリベラル派を糾弾するコメディ。なんかメッセージ性を持った事でメチャぶつけの快楽を失ってしまった感じ。ワーストにする事もないんだけど、往年のザッカー作品や近年の「最終絶叫」シリーズと比べるとなんとも悲しい気持ちになったので。
『エンジェル・ウォーズ』ザック・スナイダーは原作無いとすごくダメだなぁ。見た目100点、中身0点。甘くないけどカワいいケーキ。エンジンの無いキャデラック。ボブ・サップ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』はダメな大作映画の見本。とことん良い所の無いグズグズのダメ映画でした。
個人的インドブーム
今年はとにかくインド映画を見まくってました。DVDコーナーのあるインド雑貨店に通いつめたあげく顔を覚えられてしまい、ボクが行くと「いらっし……あぁ、どうも!」という友達か? という対応をされるに至りました。
以下、ベストに入れた『Dabangg』や『ロボット』以外で、この1年で見たベストです。実質は、この10年くらいでインドでヒットした映画のベストになっていると思います。
下記したタイトルをYOUTUBEで検索すれば、トリコになる事うけあい。
インドベスト
『Dhoom2』
『What your Raashee?』
『Om Shanti Om』
『Singham』
『Mughal-E-Azam』
『Bbuddah Hoga Terra Baap』
『Dil Bole HADIPPA!』
『Bride & Prejudice』
といった感じです。
来年も『Bootleg』はとりあえず1冊は作るつもりです。と、発表して自分を追い込みます。ガンバレ!オレ!
甚大な災害にあわれた日本の方も、ガンバレ!ニッポン!
苦難に満ちた世界の方に、ガンバレ!世界!
という祈りを込めて『Maan gaye mughall-e-azam』から『Maine kali ka dil』をどうぞ。
Bootlegからのお知らせ2011秋
たいへんご無沙汰しております。
暑い夏も過ぎ、すっかり過ごし易くなりました。秋ですね。サンマのおいしい季節です。目黒で開催されるサンマ祭りにはまったく納得がいきません。名物でも何でもないじゃん!
『Bootleg vol.3 Noir』は現在、新宿ビデオマーケットさんにて発売中でございます。よろしくね。
Evolution 2001
BootlegのTシャツブランド『Bootleg Wear』で新作が発表になっております。
(こちらからお買い求めください http://teeparty.jp/pid/8185)
『猿の惑星 創世記』おサル人気にあやかろうとがんばりました。以前からカートゥーン調の絵柄が好きで、あの簡素で愉快なタッチをモノにしたいと仕事の合間にイタズラ書きをしていた中で生まれました。壮大かつ深淵なる世界をかるーいタッチでどうぞ。
近くに寄るとこんなおサルになっております。この後、フッとい骨でライバルのサルをボコボコにします。
今まで出ているBootlegのTシャツで売られていない色で欲しい!という方がいらっしゃいましたら、メールかコメントください。在庫を抱えないで作れるので1枚からでもできますよ。
どうしてもボクの趣味で濃い色中心の展開になってますので「白T着たい!」という人、いらっしゃいましたら遠慮なく。クリスマスデザインの『X'mas at nagisa』以外は全て対応可能です。色バリエーションは「Tee Party」さんのサイトトップ「全てのTEE/カラー絞り込み」でご確認ください。
第13回文学フリマ開催
11月3日(木)の祝日に第13回文学フリマが開催されます。
………が、Bootlegは今回参加いたしません。
スパンが短くて間に合わなかったのと、半年に一度とはいえ、社会人として仕事をしながら本を1冊作るのはそれなりに労力もいり、続けて4冊出したところで少し休憩です。
毎回ご一緒させていただいていてBootleg筆者の一人でもある『蒐集原人』のとみさわ昭仁さんも今回は見送りという事らしいです。ただ、文学フリマ10周年の文集に私、侍功夫がチョビっと寄稿させていただいとります。 チョビっと参加です。当日は仕事が無ければ会場にうかがうつもりです。
前回大評判となった『蛆虫プロダクション』さん、
Bootleg筆者の真魚八重子さんも寄稿している『映画時代』さん、
ドリー尾崎さんとテリー天野さんの『ガチンコ映画部』さん、
邦画サイト『HogaHolic』さん
など、映画系ブースは健在です。今回はトヨザキ社長さんの『書評王の島』さんのブースも出るみたいです。
映画同人がもっともっと盛り上がっていくと楽しいかと思うので、なにがしか秘めたる思いがある方は同人誌作ってみてはどうでしょうか?技術面なら相談にのりますよ。
『Bootleg』次号も一応作る予定ではいますので気長にお待ちください。
それではまた、その時まで。
『Bootleg vol.3 Noir』新宿ビデオマーケットさんで予約開始!
大変お待たせしました。第十二回文学フリマで売り切れてしまった『Bootleg vol.3 Noir』がめでたく増版となり、今回も新宿ビデオマーケットさんでの取り扱いが決まり、予約が開始になりました。
http://www.video-market.net/vm/feature/bootleg03/index.html
本が仕上がるのが27日以降くらいになると思います。
ご一緒にド兄ィさんの『精武風雲 陳真』やラジニ・カントの『ROBOT』など、DVD、BDも購入するのをオススメです。
あ、『レジェンド/光と闇の伝説』BD出てる! チャップリン『独裁者』のジャケがモダン! ニコケイの新作『ドライブ・アングリ−3D』なんかもう出てる!
ということで、金銭感覚をマヒさせて買い物カゴにガコガコつっこみ、清算前に『Bootleg vol.3 Noir』もよろしく!
第十二回文学フリマ終了! 『Bootleg vol.3 Noir』は絶賛売切れ中!
どうもこんにちは。侍功夫です。
先日、6月12日に大田区産業プラザPioで行われた第十二回文学フリマにて発表した『Bootleg vol.3 Noir』はありがたい事に用意した分はすべて売り切れ、現在増刷準備中です。
会場まで買いに来ていただいたみなさま、本当にありがとうございます。来ていただいたのに買えなかったみなさま、申し訳ないです! もうしばらくお待ちください。
正直なところ今回は制作にかけた時間が過去3冊の中で一番短く、自分の中でゴネゴネとこねくり回し『熟成』させていない“生”に近い状態での出品でした。ボクが生活のためにしている方の仕事が極端に忙しかった事と、メンタル面で3.11の影響も無かったとは言えないでしょう。ボク自身の原稿に関してはビンラディン殺害のニュースがかなり大きな影響を与えました。
そんな中で、素晴らしい原稿を書いていただいた執筆者のみなさまには特別な感謝を!
おかげさまで、かなり面白い読み物がつまった本になりました。
映画同人誌、もっと出てくると面白い!
前にも書いた通り、今回ブートレグのブースがあるV列には、隣がとみさわさんの『蒐集原人』。その隣が『fuck'in literature』という映画評同人誌(http://yosntoiu.exblog.jp/)。そしてテリー天野さんドリー尾崎さんの映画ガチンコ兄弟『映画の雑誌』(http://gachibu.seesaa.net/)。アイドル同人誌ブースをはさんで『HogaHolic』さん(http://www.holic-mag.com/hogaholic/top/index.php)。少し離れた列に『死体映画批評本』『殺人映画批評本』を出品していた蛆虫プロダクションさん(http://ujipro.web.fc2.com/)など、映画を全面に出したブースがいくつか出品していました。ボクは一通り買いましたし、同じような買い物をした方はたくさんいたと思います。この調子でみんなもドンドン映画評本を出したらイイと思います。 できる限りの協力はしますよ!