『Bootleg vol.3 Noir』は6月12日に発売！ - 映画評同人誌ブートレグ：ブログ

みなさまこんにちは。いかがおすごしでしょうか？侍功夫です。
映画評同人誌『Bootleg』作ってます。
6月12日に大田区産業プラザPio（京急蒲田駅）で開催される第十二回文学フリマにて最新号『Bootleg vol.3 Noir』を発売する予定です。

もくじ
ナマニクさんの大残酷
ナマニク

永久悪党製造宣言
ワルどもを貴方に
深町秋生

飛行機の機内上映では絶対に見られない
ハイジャックムービーの世界にようこそ！
速水健朗

311
今後、災害映画はどう変わるのか？
とみさわ昭仁

ミニコラム
俗物大好き
古澤健

Let's FUUUUUUUUUCK!
色悪こそ映画の華
真魚八重子

日本映画のボディカウント
人類滅亡級の悪事
破壊屋

出張！とかくめも
トレーラーハウスの美女たち
永岡ひとみ

最新型悪役の軌跡
侍功夫

対談
ゼロ年代の悪人
古澤健　とみさわ昭仁　真魚八重子　破壊屋　マトモ亭スロウストン　侍功夫

中国のブートレグはワスが作っていると言っても過言ではないね！
マトモ亭スロウストン

義援金を出さない生徒を黒板に張り出したり、ACのコールにクレームをつけたり、花見を自粛するように呼びかけて東北の酒蔵を困惑させたり、震災で中止になったイベントを「ざまあみろ！」と罵ったり。
全部、善意や正義の名のもとに行われた行為です。そんな正義なら悪のほうがマシなんじゃないか？　ということで、今回は『悪』をテーマにコラムを書いてもらいました。

巻頭は『ホステル』以降、盛り上がりを見せるスラッシャー／ゴア／トーチャーポルノ／リベンジ映画について、たぶん日本一詳しい男、ナマニクさん*1による血まみれ映画カタログです。誌面から血煙が漂うような出来になりました。

山形のノワール作家、深町秋生先生*2には悪党どものタイプ分類と悪党と共に生きて行く宣言を書いていただきました。作家を目指す方は必読と言えるでしょう。

革命と消費社会が大好きという、なんだか矛盾している気がする速水健朗さん*3のハイジャック映画特集。実際のハイジャック事件とハイジャック映画の歴史をあいかわらずな独自すぎる視点で語っていただきました。

最近ではあの『桃太郎伝説』のi-mode版などを手がけるゲームデザイナーであり、なにかというと色々集めてしまう蒐集原人、とみさわ昭仁さん*4は東北震災とディザスタームービーへの想いを語っていただきました。ディザスター映画を愛し、ディザスターに困惑する複雑な思いのたけを是非！　文学フリマ当日、隣のブースで『蒐集原人』最新号を出品しています。

『making of LOVE』のヒットと全裸も記憶に新しい古澤健監督*5ですが、現在ナント3本もの公開作が控えており、短めの参加となりました。映画における俗物への愛を語っていただきました。短くとも古澤節は冴え渡っております。

映画秘宝などで活躍する真魚八重子さん*6は艶っぽい悪役たちに迫ります。デニス・ホッパーやジョニデ、ジュード・ロウ、クリスピン・グローバーなど。邦画についての記事が多い八重子さんの洋画論が読めますよ。

人気映画サイト『破壊屋』のギッチョくん*7は邦画におけるボディカウントをリサーチ＆デストロイな精神で書きあげてもらいました。『252』って2・5・2のリズムじゃなくてイイよね？

前回、全ページをニコラス・ケイジで埋めた永岡ひとみさん*8。今回は美女です！トレーラーハウス美女！　って言ってるそばから何か不安げなキーワードがはさまってますが。

そして、私、侍功夫はこの10年ほどの悪役たちの傾向について考えました。原稿を書き終えた後にビン・ラディンが死んで書き直しました。ジグソウって傲慢だよね。

そして、ゼロ年代に生まれた悪役／悪人たちをテーマに古澤健さん、とみさわ昭仁さん、真魚八重子さん、破壊屋ギッチョくん、マトモ亭スロウストン、とボクで対談をいたしました。マルクス兄弟、ハーポの恐怖！っても何のこっちゃわかりませんよね。是非チェック！

さて、毎度の事ながらとんでもない物件をひっさげてきました。マトモ亭*9です。今回は潜入ルポです。まぁ、普通にお店に入っただけですが。というか普通にお店があるらしいんですよ、中国じゃ。許可もらって写真も撮ってきましたよ。海賊版DVDについてのルポです。普通に犯罪ルポですよ。しかもウチに送りつけてきましたよ。60セットくらい。文フリ当日、ウチのブース周辺にDVDが落ちていると思います。拾っていって良いんだと思います。

会場の大田区産業プラザPioのブース番号はV-01。以前におこしいただいた事のある方は前回と同じ場所に向かって来てください。